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雛人形五段目の三人組の仕丁って何の役目があるの?持っている物は

公開日: : 最終更新日:2019/02/16 行事・節句 ,

仕丁



雛人形と聞いて思い浮かぶのはお内裏様。

せいぜい三人官女や五人囃子。

隋臣は左大臣右大臣でなんとなく・・そしてその下の段にいたっては「誰?」くらいの認識(^^;)

今回はこの三人組仕丁と呼ばれる人形のことを調査。

名前と役目手に持つものや顔の色など、よく見ると地方などで違いがあるようです


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三人組は仕丁(しちょう・じちょう)


あまり目立たず、「うれしいひな祭り」の歌にも登場しない三人組の人形。

仕丁(しちょう)というのですね。

七段飾りになると大体含まれているようです。

宮中という設定の中、それぞれ身分のある人形の中で、唯一

庶民出身の白衣を着た人形で、昔からの伝統を持つ人形なんだそうです。

仕丁とは3人一組の従者のことで、護衛と雑用係をあらわしています。

仕丁は、徭役(ようえき)といって君主が必要性から住民を無報酬で働かせることの一種でした。
化改新後の律令制では、1里50戸につき2人、中央官庁などに3年交代で雑役夫として勤務しますが、食糧など一切は故郷の負担であったため、かなりの負担となり評判はよくありませんでした。


地方からの労働者として宮廷の雑役係りをしていたのですね。

なんという・・・そんなひどい制度もあったんですね。
仕丁がなんか可愛そうになってきました・・・。

そんな事情から喜怒哀楽の感情が表現されているのですかね?

仕丁(しちょう・じちょう)の表情


仕丁は三人上戸とも言われています。

それぞれが、泣き上戸、怒り上戸、笑い上戸の3種類の表情となっています。

月代を剃っていることが多いようです。


白い顔の人と赤い顔の人


位の高い貴族は、男性でも化粧をしていたので、白い顔をしています。

仕丁の泣き上戸の顔も白いのですが、これはお化粧をしているからではなく、

顔色が悪いためだとか。


仕丁(しちょう・じちょう)の持物と並び方


仕丁の持ち物は地方によって違うようです。

台傘と呼ばれる日傘と、立傘と呼ばれる雨傘、そして沓台(くつだい)の3つを

持っているのが多いようですね。

行幸(ぎょうこう)と呼ばれる外出のときの従者のことで、そのため持ち物もです。

日傘をかざしてお供する係、殿の履物をお預かりする係、

雨をよける丸い笠(かさ)を竿(さお)の先にのせてお供する係を分担しています。

掃除道具の仕丁



地方によってはこれが箒、熊手、ちりとりの3種類をもつ仕丁の場合も。

仕丁の持ち物が、箒(ほうき)、塵取(ちりとり)、熊手(くまで)のものは、

御所の掃除をするときの用具ですね。

この場合は、宮中の清掃の役目をしているんですね。


持ち物 熊手(くまで)

熊手


その顔の表情から泣き上戸とも呼ばれています。

故郷のことを思い涙しているのかもしれません。

仕事がつらいのかも?


持ち物 ちり取り

塵取り



そのお顔の表情から怒り上戸とも呼ばれています。

顔が赤くなっています。

この制度に怒っているのか・・・・・


持ち物 箒(ほうき)

箒


箒を持つ満面の笑みのこの仕丁。

顔の表情から笑い上戸とも呼ばれています。


他にも、
雑役の年季が明けた祝宴とか、宮廷の婚礼のお祝いをしている姿とか、

諸節伝えられている仕丁は酒宴をしているものもいます。

傘


関東地方では、台傘、沓台(くつだい)、立傘を持った大名行列スタイルの仕丁が一般的のようです。


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仕丁の並び方



仕丁の並べ方は、向かって左から台傘、沓台、立傘。

持ち物が清掃用具の場合は、向かって左から熊手、ちりとり、箒と並ぶようです。

持っている道具がそれ以外のものの場合は、表情で区別します。

向かって左から、泣き、怒り、笑いと並べるようですね。

 

仕丁の段の飾り

五段目の飾りには右近(うこん)の橘(たちばな)を向って左に、

左近の桜をむかって右に置きます。




右近の橘(うこんのたちばな)

内裏の紫宸殿(ししんでん)前に植えられた橘の木のことです。

天皇側近の武官、左右近衛府(このえふ)。

右近の橘とは右近衛府(うこんえふ)がこの橘から南を陣としたところから名づけられれました。

橘は常緑が「永遠」を喩えるということで喜ばれています。


左近の桜(さこんのさくら)

右近の橘と同様に、左近の桜とは紫宸殿、南階段下の東方に植えられた桜です。

朝儀の際、左近衛府の武官がこの南側に詰めたことから名づけられました。

現在も京都御所内の紫宸殿に植えられています。

三人の仕丁たちは庭掃除をしながらこの桜の面倒を見ながら春をまちわびていたのかもしれませんね。


雛人形の仕丁 さいごに


仕丁が一般的な雛人形では最後のひな人形になります。

長い年月をかけて今に形になってからも、オプションがついたり、

作り手のアイデアや思いで、新たな人形も追加されたりしているようです。

それぞれのお雛様にもいろいろな物語やいわれがあり、

そんなことをいろいろ思い返してみました。

雛飾りにはお人形の他に、お道具がいっぱいあります。

精巧に造られたものや種類が気になるところです。

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