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お正月のおせち料理由来と意味 重箱にいれるのはなぜ?

公開日: : 最終更新日:2017/12/02 行事・歳時 ,

お正月になると、元旦に食卓に出てくるお雑煮とおせち料理。
子供の頃は何も疑問をもたずにそういうものだと思って食べていたのですが、おかずというには甘い物ばかりで、野菜嫌いだった私は伊達巻ときんとんばかり食べていたような気がします。


誰にきいたのか、おせち料理はお正月くらい主婦が休めるようにとできたものなので、お正月はおせちを食べるものなのだと理解していました。
そして食材にもひとつひとつ意味があるというのも合わせてきいたような気がします。

本当の意味は?

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おせち料理の意味


おせち料理の本来の意味は、正月に食べるお祝いの料理のこと。

私が子供の頃きいたおせち料理の意味の「主婦のため」というのは一部だったんですね(^^;)。

「おせち」とは本来、暦上の節句のことを指します。

その際に食べる料理をおせち料理と呼んでいました。

奈良時代には朝廷内で節目の祝日などに節会(せちえ)という饗宴を伴う行事が行われ、
そこで振る舞われた料理を節供(せちく)と言いました。

現在のような料理ではなく、高盛りになったご飯などだったそうです。

「おせち」は「御節供(おせちく、おせつく)」や「節会(せちえ)」の略で、中国から伝わった五節供の行事に由来しています。

五節句の「節」というのは、季節の変わり目のことです。

季節の旬の植物から生命力をもらい邪気を祓うという目的から、定められた日に宮中で邪気を祓う宴会が催されるようになり「節句」といわれるようになったそうです。

五節句には、
3月3日「上巳の節句―雛祭り」
5月5日「端午の節句―こどもの日」
7月7日「七夕の節句―七夕」
9月9日「重陽の節句―菊の節句」のように奇数の重なる日が選ばれていますが、
1月だけは1日(元旦)を別格とし、7日の人日(じんじつ)を五節句の中に取り入れています。
 
「五節句」の制度は明治6年に廃止されましたが、今でも年中行事のとして定着しています。

お正月のおせち料理は年の始めにその年の豊作を祈って食べる料理や武家の祝い膳(おめでたい時に食べる料理の事)新年を祝う庶民の料理などが混ざり合って出来たものです。

おせち料理の由来


由来は、五節会の儀を一般庶民がならって御節供を行うようになったものと考えられています。

もともとは五節句の祝儀料理すべてを節句料理といったのが、のちに最も重要とされる節句の一番目にあたる正月の料理を表す言葉として使われるようになりました

正月料理は江戸時代の武家作法が中心となって形作られたといわれています。

江戸時代、関西では「蓬莱飾り」、江戸では「食積(くいつみ)」、九州の佐賀・長崎などでは「蓬莱台・手懸け盛り」とよばれていました。

歳神様に三方などでめでたい食べ物などを床の間に飾り、また年始の挨拶に訪れた客にも振舞ったり家族も食べたりしたんですね。

おせち料理は”めでたさを重ねる”という意味で縁起をかつぎ、重箱に詰めて出されます。

地方や家庭ごとにお重の中身は様々です。

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重詰めのおせち料理


おせち料理

傍廂(藤原彦麿.随筆)によれば天明の頃までは食べていたがそれ以降は飾るだけとなり、正月料理は重詰め等へと変化していく。
膳に盛られた料理と重に詰められた料理が用意され、このうち膳に盛られた料理を「おせち」と呼んだ。
のちの「東京風俗志」(明治34年)によるとお膳に供えた煮物を「御節」、重詰めしたものを「食積」と呼んでいる。


のちに食積と御節の融合が進み、現在では重箱に詰めた正月料理を御節と呼ぶようになっています。

重箱におせち料理を詰めるようになったのは明治時代以降のことと言われています。

おせち料理は「めでたいことを重ねる」という意味で重箱に詰めます。

基本は四段重ねで、上から順に、一の重、二の重、三の重、与の重、と呼びます。
(「四の重」と言わないのは「四」が「死」を連想させ縁起が悪いとされているから。)

四段重は春夏秋冬を表すといわれ、また、完全を表す「三」にさらに一つ重ねる意であるともいわれているようです。

重箱は外を黒塗り、内を朱塗りとしたものが正式とされています。

現在では、おせちを作るより買うという方も増えています。

そもそも重箱入りのおせち料理が定番の形になったのは、第二次世界大戦後のこと。

デパートなどが見栄えの良い重箱入りの御節料理を発売したことで「重箱におせち」という形が確立したようです。

御節料理の基本は、祝い肴三種(三つ肴、口取り)、煮しめ 酢の物、焼き物です。
地方により構成は異なります。

一つ一つの料理は、火を通したり干したり、また酢漬けにしたり味を濃くするなど、日持ちする物が多くあります。

三が日くらい家事をしないで済むようにということから、年末に作ったものをお正月の間食べるためと言われています。

また歳神様を迎えて共に食事を行う正月の火を聖なるものとして、神と共食する雑煮をつくるほかは火を使う煮炊きをできるだけ避けるという風習に基づいています、

おせち料理のまとめ


お正月の料理と云えば、「おせち料理」と単純に考えもせず思っていたものの由来や意味がわかりました。

当たり前に新年に食べていたものも由来などをみていくと、なるほどと昔の人の思いも少しだけわかるような気がします。
お節料理の食材のひとつひとつの意味もおぼろげにきき覚えたものがありますが、はたしてそれが正しいのか?知らない物も多いので次回はそこらへんを調べてみたいと思います<(_ _)>

おせち料理食材の意味
おひとり様のおせち
お雑煮の由来はこちら

 

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