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精霊流しとは?意味と起源や由来 灯篭流しとの違いは?日程をチェック

公開日: : 最終更新日:2020/04/30 歳時・季節・行事

「精霊流し」って知っていますか?
さだまさしさんの曲にも歌われていて、名前だけは知っている、という方もいるのではないでしょうか。

聞いたことがある人もいれば全く知らないという人、また「灯篭流し」なら知っているという人もいるのではないでしょうか?

灯篭流しと混同することもあり、その違いや由来を調べてみました。

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精霊流しとは?その意味

「精霊流し」の読み方は「しょうろうながし」、せいれいながしではないんですね。

精霊流しはお盆に長崎で行われる行事です。

長崎県の伝統行事で故人の霊を極楽浄土へ送り出す

ために行われるものです。

長崎に行くなら欠かせないイベントですね。

そんな精霊流しの意味や由来とは?

精霊流しとは 8月13日に現世に戻ってきた故人の霊をお盆が終わる

8月15日に再び極楽浄土へ行けるように、送り出すための行事です。

亡くなった方の遺族が手作りで提灯や花などで飾られた「精霊船」(しょうろうぶね)を作り、その船に亡くなった人の霊を乗せて「流し場」と呼ばれる終着点へと運びます。

ここでいう「亡くなった人」とは、それまでに亡くなったご先祖のみんなということではなく、初盆を迎える人のことです。

 

初盆とは、四十九日を過ぎて初めて迎えるお盆のことですから、精霊流しでは前の年の6月終わりごろから1年のあいだに亡くなった人の霊を供養しているのです。

蛇足ですが、初盆は長崎の精霊流しに限らず、盛大な供養をする時期のようです。

しかしなんで初盆の供養まで四十九日以上待たないといけないのか 不思議に思いませんか。

調べてみると、確かにお盆はご先祖の霊がこの世に戻っていらっしゃる期間ですが、亡くなってから四十九日のあいだは、来世の行き先を決めるための裁判を七日ごとに受けているらしいのです。

現世の人は、お盆の直前に亡くなった人はあの世でも忙しくて、すぐに現世に戻って来られないからと気をつかって、翌年に供養しているのかもしれませんね。

単純に、四十九日まではお祝い事や神社へのお参りを遠慮するべき時期なので派手な供養はふさわしくないということかもしれないですが。

 

精霊流しの起源や由来とは?

精霊流しの起源や由来にはいくつか説があります。

 

一つは中国の「彩舟流し」(さいしゅうながし)です。

江戸時代のこと。

中国から日本に渡ってきた人たちが、来る途中、また日本でなくなってしまった中国人の霊を弔うために舟を作り海に流す彩舟流しという供養が、精霊流しへと姿を変えていったという説です。

彩舟流しでは、日本に来る途中や日本に着いてから亡くなった人の霊を供養するために、船の模型を造って荷物や人形を乗せ、焼いていたそうです。

さらに30年ほどの周期で大規模な彩舟流しが行われていました。

 

作られる模型は7m以上にもなり、本物そっくりに造ったうえで海に浮かべ、いくつかの港を回ったとか。

船の模型を造り、いろいろな場所を巡ることもあったと言われると、精霊流しのルーツとして確からしい気がしますね。

もうひとつ、彩舟流しが精霊流しの起源でないかと言われる理由に、精霊流しで使われる爆竹があります。

中国では魔除けのために爆竹を鳴らします

精霊流しでも、船が通る道を清める意味で爆竹が使われているので、これが中国の行事の影響だろうと言われているわけです。

また、享保の時代に盧草拙(ろそうせつ)という儒学者が、市民が精霊物を菰で包んで流しているのを見て、霊に失礼だとして藁で小舟を作ったことも起源の一説と言われています。

その他にも諸説ありますが、定説は未だありません。

 

灯篭流しとの違いは?

 

 

全国的に行われているのは「灯篭流し」ですよね。

では「精霊流し」と「灯篭流し」の違いは何でしょう。

「灯篭流し」は日本全国で行われており、故人の霊を送り出すため灯篭やお盆のお供え物を川に流す行事です。

2つともお盆に死者の魂を弔い、送り出すために行われていることは同じですが、全国的に行われる灯篭流しに対し、精霊流しは長崎で行われています。

また、流すものが灯篭か舟かという点。

精霊流しは爆竹や掛け声が飛び交い、派手な印象が強いですが、灯篭流しは哀愁が漂うような静かな印象である点も違うといえます。

 

精霊流しは夏の必見のイベント!日程をチェック

 

由来の話に書いたように、精霊流しは爆竹を鳴らし、近くを通るときは耳栓が必要なほどで初めて見た人はびっくりすること間違いなしです。

この爆竹には魔除けの意味があり、船が通る道を清める役割を果たしているといわれています。

「南無阿弥陀仏」がなまったとされる「ドーイドーイ」という掛け声も加わり、鐘もなり、あくまで死者の魂を送る行事ですが、お祭りと勘違いするほどの賑やかさがあります。

長崎の精霊流しは、毎年8月15日、おもに夕方から夜10時ごろまで行われています。

 

 

灯篭流しとは同じ意味でもまた違った雰囲気のある行事ですので、一度見てみたいですね。

 

精霊流しさいごに

私は調べるまでは、えらい誤解をしていました。

精霊流しの方がより、幻想的なのではないかと想像していました。

そんなに爆竹がなって賑やかというのはどうも想像できないです。

ほんと、一度実際に見に行ってみたいですね(^^)

とうろうや提灯を飾った精霊舟が伝統衣装の親族などを引きつれて暗闇の中を進む様子はきっと幻想的でしょうね。

ただし、爆竹の音は相当にうるさいらしいので、くれぐれも耳栓など事前の備えを忘れないようにした方がよいようです。

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