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箸の作法 マナーとタブーその理由 嫌い箸の種類と意味

公開日: : 最終更新日:2019/06/15 暮らし

日本の食事は箸の文化です。

子供の頃に箸の持ち方は教えてもらっても、マナーのようなものは、なんとなく知っているという感じで教わった覚えがない気がします。

日常の食事の中で怒られたり、それはダメなど理由をきくこともなく、なんとなく身についた作法。

そして、〇〇箸といういけなとされる箸の持ち方や使い方も、考えてみると
「そういうもの」という感覚で覚えた気がします。

ここで、今更ながらにそれらの意味や理由を知りたいと思いしらべてみました。

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箸の作法 マナーとタブーその理由

箸を使う国は日本の他にもありますが、箸の長さや使い方も違います。

なのでマナーのようなものも違います。

食事のスタイルというのはその国や民族が長い時間をかけて築いてきた文化です。

その中で箸の文化を持つ日本では、独自のマナーやタブーがあります。

マナーというのは決まり事というのではなく、自分と他人との間での思いやりのルールみたいなものなので、正しいとか正しくないとかは言えないかもしれませんが根底にあるもので作法のようなものができあがってきたのではないかと思います。

ここで一般的にいわれている箸のマナーというか、作法のようなものを振り返ってみたいと思います。

お箸の作法がある理由

・昔から食事中に一緒に食べている人に不快な思いや不潔な感じ

 を与えるような箸の使いかたは無作法とされていました。

・食事を作ってくださった方への配慮のため

器を傷つけないため

死を連想させることを避ける

これらは一緒に食事をする相手や周囲に不快な気分をあたえないで、少しでも気持ちよく楽しいひと時をすごすための知恵、思いやりですね。

これがマナーの基本だと思います。

どうしたらそれを実現できるのかというのが作法なんですね。

箸のマナー嫌い箸 (忌み箸禁じ箸)の種類と意味

お箸のマナーの意味を込めて箸の持ち方や使い方に名前がついています。

それを嫌い箸といいます。

嫌い箸(きらいばし)は、忌み箸(いみばし)、禁じ箸(きんじばし)とも言い、箸食(はししょく)をする文化圏でマナー違反とされている箸の使い方です。

簡単に言うとやってはいけない箸のことですね。

地域文化や信仰宗教が違えば、心好く思われないふるまいや忌むべき振る舞いも異なります。

箸の使い方のマナーにも当然違いが見られます。

また、日本の忌み箸には、仏式の葬儀関連行事の場合に限って、通常時と区別する意味をもって敢えて忌むべき箸使いをする風習があります。

日本での嫌い箸

嫌い箸と呼ばれるものにはどんなものがあるのでしょう?
日本ではかなりの嫌い箸があります。
知っている物、意味はわからないけどきいたことがあるものなど・・・

その意味と一緒にまとめてみました。

・握り箸(にぎりばし)

箸を揃えて握ること、二本の箸を鷲づかみにして食事に使うしぐさ。

古来、食事の途中でにぎり箸にすることは攻撃を意味しているみなされたため、危険とされ今でも受け入れられないようです。

箸をまだ持ち慣れない幼児に多く見られる使い方のため、年長の子供や大人の使い方としては受け入れられないのでマナー違反になります。

また食器を持っている側の手で箸を握り持つしぐさを指す場合もあります。

・横箸(よこばし)

二本の箸を揃えて持ってスプーンのように食べ物を掬い上げること。

箸を舐めるしぐさ。

横箸

・返し箸・逆さ箸(かえしばし・さかさばし)

複数人で食べる料理を個々に取り分けるときに、箸を上下逆さにして用いること。

自分の手が触れた場所で料理を掴む事になる上、箸の上部が汚れ見栄えが悪くなるためマナー違反とされます。

取り箸を使うのがマナー。

慶事用の箸には両端を細くしてあるものもありますが、これは神仏と食事を共にするという信仰的意義が籠められた形であって、逆さにして使うために作られたものではないんです。

・直箸(じかばし)

取り箸を使わず自分の箸で取り分ける事。

複数人で食べる料理の際、取り箸を使わずに個人の箸で直(じか)に取り分けること。

自他の別は問わないので、自分のために取り分けることはもちろん、他人の分を取り分けることもいう。

ただし、家族や親しい仲同士や遠慮なく多くの料理を客に食べてほしいときには敢えて「直箸で」と勧めることがある。

日本独自の嫌い箸であり、中国・台湾、朝鮮など取り箸が存在しない地域では問題とならない。

・空箸(そらばし/からばし)

食べようとして食べ物を箸でとったが食べずに元にもどすこと。

やっていることは、出された食物を毒入りと疑ったときに古の人が執る仕草と同じため、食の提供者に対して失礼な振る舞いになります。

・指し箸(さしばし) 

食事中に箸で人や物を指し示すこと。

受け取る相手に嫌な思いをさせてしまいます。

・左箸(ひだりばし)

箸を左手で持つこと。

箸の置く向き、椀の置く位置に作法があるように、箸は右手で持つことが作法とされています。

ただし左利きという場合はマナー的には左手が利き手になるので、その限りではないと思います。

本来の作法から言えば、粗相をするのは見苦しく、作法に反する訳ですから、慣れない右手での振る舞いは見苦しくなる可能性が大きいです。

なので、この場合は右手でなくてはいけないという表面だけのマナーは無意味だと思います。

・ちぎり箸

箸を両手に1本ずつ持ってナイフとフォークのように料理をちぎるふるまい。

・突き箸・刺し箸(つきばし・さしばし)

料理をつき刺して食べること。

見た目が悪いだけでなく、箸をうまく使いこなせていない、という幼稚な印象を与えてしまうかもしれません。

また、火の通り具合を疑っているようにも見られます。

・叩き箸(たたきばし)

箸で食器を叩いて音を立てること。

ご飯を頼むときに茶碗をたたいて頼んだり、人を呼ぶ目的で叩くなどの行為。

食器を打楽器代わりにして遊ぶ行為は、マナーを著しく踏み外していると見なされます。

なお、「茶碗を叩くと餓鬼が来る」という言い伝えがあります。

・振り上げ箸(ふりあけばし)

箸を手の甲より高く振り上げたりすること。

食事中に話しに夢中になるとついやってしまうこと、ありますよね。

・持ち箸(もちばし)

箸を持った手で同時に他の食器を持つこと。

・受け箸(うけばし)

箸を持ったままでおかわりをすること。

・寄せ箸(よせばし)

箸で器を自分の側へ引き寄せること。

箸をいったん箸置きに置いてから、必ず両手で食器の移動を行います。

遠くの食器を手元に引き寄せるために箸を使うのは不作法になります。

・移り箸(うつりばし)

いったん箸を付けたにも関わらず、その品を食べずに他の品へと移るふるまい。

次のものを口にするのは、一度箸をつけたものを食べ終えてからにします。

・渡り箸(わたりばし)

(作法としてはおかずを食べた後に次のおかずの前にご飯を食べるのがマナーとされているので)おかずを食べた箸でまたおかずを食べること。

現在ではこれは嫌い箸とみなされないようです。

・迷い箸(まよいばし)

手を付ける料理が決まらず箸をあちこち動かすこと。

美しい食事には、潔い決断力も必要です。

スマートな動作を。「なまじ箸」とも言う。

・挵り箸 / せせり箸 ・楊枝箸(ようじばし)

箸で歯をつつき、ようじがわりに使うこと。

気になったときは空いている方の手で隠して、つまようじで行います。

・涙箸(なみだばし)

汁が滴りやすい料理を食べる際、それを取った箸の先から料理の汁などをポタポタ落とすこと。

料理の汁を落としながら食べるとテーブルの上や洋服が汚れてしまいます。

器を持ち上げるか、取り皿で受けるようにします。

・探り箸(さぐりばし)

汁物の中を箸で探ったりして自分の好きなものを探り出したりすること。

料理は目でも味わうもの。

せっかくの盛り付けが台無しになってしまうので上から順にいただきます

・洗い箸(あらいばし)

汁物などで箸を洗うふるまい。

・もぎ箸 

箸についた汚れを口でもぎ取ること、だらしない印象を与えてしまうのでタブーです。

これを行わないために食事の最初には汁物を一口すすって箸を湿らせるのが作法とされています。

でも一方で、汁をすする際には箸は用いない作法のため湿らないという矛盾があります。

・ねぶり箸

 
箸を舐る(ねぶる。舌で舐める)。

箸の先をなめたり、口にくわえたりすること。

一緒に食事をしている相手に不快な気分を与えてしまいます。

・銜え箸 / 咥え箸 (くわえばし)

 
箸を銜える(くわえる。咥える。口に軽く挟んで支えること)所作。

・噛み箸(かみばし)

箸の先をかむしぐさ

・掻き箸(かきばし)

箸で頭などをかく。
不衛生。

食器に口を付け箸で食べ物を掻き込むこと。がっついている印象を与えてしまいます。

・橋箸・渡し箸(はしばし・わたしばし)

箸を休める時茶碗などの上に渡して置くこと

これをするともうご飯はいりませんという意味になります。

箸を休ませるときは茶碗などに箸をかけずに、きちんと箸置きの上に置きます。

ないときは、箸袋を畳んで代用します。

・揃え箸(そろえばし)

箸を食器やテーブル等に突き立てて揃えること。

・透かし箸(すかしばし)

骨つきの魚の中骨を取り除かず骨の隙間から下の身をつつくこと。

・撥ね箸(はねばし) 

嫌いなものを箸でのけるふるまい。

・重ね箸(かさねばし)

一つのおかずばかり次々と続けて食べること。

他にもあるなかで一つの料理ばかりを食べ続けること。

「片付け食い」「ばっかり食べ」とも言う。

好きなものばかり食べたくなりますが、バランスよく食べましょう。

・込み箸(こみばし)

箸で料理を口の中に大量に詰め込みほおばること。

・落とし箸(おとしばし)

食事中に箸を床に落とすこと。

・二人箸(ふたりばし)

食器の上で二人一緒に料理を挟(はさ)むこと。

・拝み箸(おがみばし)

両手で箸をはさみ、拝むようにすること。

・仏箸・ 立て箸(ほとけばし・たてばし)

ご飯に箸を突き立てること 

仏式の葬儀のとき死者の枕元に供える枕ご飯に箸を突き刺してたてるため、
周囲の人に仏事をを連想させてしまいます。

・違い箸(ちがいばし)

異質の箸―種類・材質の異なる箸を一対にして使うこと。

火葬後の遺骨を拾うときには竹と木の箸を一対にして使うのため

竹木箸ともよばれ嫌がられます。

・合わせ箸・箸渡し・拾い箸(あわせばし・はしわたし・ひろいばし)

箸と箸で食べ物のやりとりをすること。

火葬の後で骨を拾う時に同じ動作をするので縁起が悪いとされています。

箸のマナーの理由と嫌い箸 さいごに

まとめながら、嫌い箸の多さにびっくりでした。

知っているものもかなりありましたが、えっ、こんなことも嫌い箸なの?!
というものもたくさんありました。

中にはこれはマナー違反だとわかっていても名前をしらなかったものとか、

知らずにやってしまっていたこともありました。

今回わかってよかったなぁと思います。

あなたも知らずに迷惑かけていたことあるかもしれませんね(^^;)

これを機会に箸のマナー覚えましょうね。

今回はお箸の種類やマナーについて書いてみましたが、お箸には「割り箸」というのもあります。

割り箸にもマナーや意味があります。

割り箸についてはこちらの記事で書いていますので、是非一緒に参考にしてみてください。

割り箸のなぜ 割れていない理由は?割り箸のマナーとうまく割る方法


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